Bluetooth ヘッドセット導入への道 その1 -きっかけ

コロナ禍によるリモートワークが始まって早10か月。今では週1回程度はオフィスに行くようにはなっているが、それでも大部分は自宅で仕事をするようになっている。このリモートワークを支えているのは、勤務先で導入されたTEAMS。これでデータ共有、共同作業は簡単にできるし、なによりWeb会議の機能が充実していて、1対1でも、多人数でも、かなり快適にコミュニケーションできるようになってきている。逆に海外関係会社等とのコミュニケーションは以前より増えていて、職種によっては以前より効率的に働けるようになっているのではないかと感じている。それでも対面でのコミュニケーションが必要な場面はあるし、今後新入社員など、新しいメンバーが加わってきた時、どのようにチームが受け入れていくのか、当人になじんでもらうのか、課題はあるのだけど。。。

で、Web会議だが、リモート開始前は、7年ほど前に購入したiPhoneに付属していたマイク付きイヤホンをPCにつないで行っていた。当時自宅からWeb会議に参加することは多くても週に数回だし、別に不便を感じてはいなかったのだが、リモートワークを始めると四六時中だれかとWeb会議をすることになり、だんだん不満を感じてきた。

不満その1:有線である。
会議中のこちらの動作に制限が入ってしまう。会議中に家族に呼ばれて振り返ってイヤホンが外れる。会議中に書類を探せない(もうリモートなので書類もほとんどなくなってきたけど。)。必殺技である「会議中カメラを消して、相手のプレゼンを聞きながらトイレに行く」が使えない。なにより鬱陶しい。

不満その2:音声の入力が不安定
これはイヤホン個体のバラつきなのか、仕様なのかわからないが、時々相手から、こちらの声が聞こえないと指摘される。

この状況を改善するには、きっと無線でつながるヘッドセットが最適解なのだろう、と環境改善に取り組み始めたのが昨年6月。世の中が一旦落ち着きだして、リモート用品の品薄感が薄れてきた時期。さっそく物色を始めたのだが、ここで問題。世の中の無線ヘッドセットはほとんどがBluetooth接続となっている。ところが、勤務先ではBluetooth接続はセキュリティの問題から禁止。PCに知らないところで勝手に接続されてしまうと、ウイルス感染やデータ漏洩の恐れがあるからだとのこと。それは仕方がないことだと、当時は一旦無線ヘッドセットをあきらめ、いろいろ代替案を試してみることにした。

代替案1
スピーカー:PC組み込みのスピーカー
マイク:PC組み込みのマイク
何の工夫もないのだけれど、もともとノートPCのオーディオってSkypeとかの使用を想定して設計されたものなので、そこそこ使える。ただ、問題もある。自宅では作業効率化の為、外付けモニタと外付けキーボードを使用しているのだが、机の上の配置上どうしても自分とノートPCの距離が離れる。そうすると、スピーカーはあまり問題とならないのだが、マイクの感度的に声を拾ってくれない。また、周囲の雑音を拾いがち。(日によっては自宅の上空をよくジェット機が通る環境なのです。。。)ここで代替案1は断念

代替案2
スピーカー:PC組み込みのスピーカー
マイク:USB接続のマイクスタンド
(USBスタンドマイク(ミュートボタン付き) - HS-MC05UBK (elecom.co.jp))
代替案1のマイクをもう少し自分に近づけられるようにしたもの。周囲の音はどうやら拾わなくなった。だが相当マイクに顔を近づけて話さないと相手にあまり聞こえない様だ。多分、アナウンサーのごとく、自分の目の前にマイクスタンドを置いた状態だと、周囲の音も拾わず、当人の音声だけを拾える最高な感じになるのかもしれないが、Web会議中。マウスやらキーボード操作を相当するので、残念ながら自分の環境ではうまく機能する配置が見つからなかった。

以降、マイクを変えたり、配置を変えたり、優先ヘッドセットを購入したり、といろいろ試してみたが、あまりしっくりきていなかった。そんな中、海外の同僚とWeb会議をしている最中にマイクが壊れた。こちらがバタバタしている時に、会議の相手が、自分が装着している無線のヘッドセットを指さしながら、「やっぱり通話用の機器はお金を出して良いものを買った方が良い」とコメント。確かにこれまで購入しているものは、高くても2000円程度のもの。おそらくコロナが収まったからといって、リモートで効率的に仕事ができてしまっている部分もあるので、以前の様に毎日出社して仕事をすることはもうないのだろう。今後もWeb会議を頻繁にする生活は、転職でもしないと変わらないと思われる。ここで一念発起して、業務環境に投資してみよう、と決心した。(その2に続く)



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