HOKA ONE ONE ARAHI 2

ここ1年、UnderArmourのGemini2BrooksのLaunch4の2足(プラストレイル用の1足)で運用してしてきたが、ここにきて2足とも傷んできた。そろそろ次の1足を購入する時期がきた様だ。

ちなみにGemini2は結局1000km使い倒した。廃棄する前に写真を撮り忘れたが、まだまだいけそうな感じ。一方でLaunch4は500km使ったところだが、もうかかとのアウターソールが無くなっており、ミッドソールが削れている。削れる箇所も大きく異なっており、Gemini2は母指球の内側を中心に全体的に削れているのに対し、Launch4はヒールが集中的に削れている。実際に走った感触でも違いが感じとられ、Launch4の方が足の運びが軽い感じがしており、実際にタイムも若干だが、良いようだ。実際自分のレベルではシューズの違いよりも当人の脚力の違いがパフォーパンスの影響因子なのだろうけど、シューズの設計思想の違いが若干でも実感できて、これはこれで興味深い体験だった。

ところで、世の中は厚底シューズが席巻している。ブレイキング2のニュースは、そのマッドサイエンティスティックな匂いというは、バカバカしいチャレンジに巨費と人生をかける漢なら燃えない訳がない取り組みとしてタイムリーに注目していたが、結果その技術が還元されて、世界のレースをNikeが席巻することになっている。最近Nike創業者の自伝を読んだこともあり、ここまでマイナーなシューズを渡り歩いてきた自分だが、この辺で一回メジャーなシューズを買ってみても良いのでは?とネットでNikeのシューズを一通り調べる。ズームフライ等は自分には合わないだろうし、どうせ品切れで買えないだろう。ネットで評判がよさそうな、ペガサス35エピックリアクトあたりに当たりをつけてスポーツショップに向かう。

向かったのは武蔵村山のビクトリア。実は昨年、一昨年とシューズを購入したお店。毎年ここに行くと、目当てのシューズではないものを、店員さんが熱く紹介され、その熱さと、そして型落ち前の特価に引かれて購入している。今回もやられてしまった。

「すみません、ここにあるペガサスの26.5cmのサイズのものを試してみたいんですけど」
「わかりました。在庫を見てみますね。ところでどんなのを探しているんですか?」
「最近厚底シューズが話題じゃないですか。そういったのを見ているんですけど」
「そうですか。実はNikeの設計って隣のHOKAのデザインを研究して作っているんですよね。ほら、ヒールのサイドを固めている所なんかも・・」

HOKAは以前、気になっていたブランド。ただ、どこに行っても高くて我慢していたのだが、今回、在庫切り替えのタイミングで値下げされていた。
その他にも、紹介されたシューズを一通り試し履きさせて頂いた。結局選んだのはARAHI2。今回もあまり外で履いている方を見ないシューズ・・。ただ、見た目がなかなかクールだし、良しとしよう。でも、このビクトリアの店員さんは、自身もランナーで相当のSHOE DOG。いろんなうんちくを聞かせて頂き、楽しかった。

翌日早速試走してみた。前日まで履いていたシューズがヤレているので単純比較は禁物だが、歩いているとクッションの違いを物凄く感じられた。ただ、走る分にはあまり変わらない。ただ、ガイドの設計が効いているのか、足の着地が安定している感じがした。足の抜けはGemini2、Launch4の方が若干良い気がする。長く走る分にはこちらの方が良いのかなと思う。自分はフルでも35kmあたりで脚が痛くで仕方がなくなる時があるのだが、そういう時に違いが分かるのかもしれない。シューズが痛む前にさっさとフルマラソンにエントリーしないと。

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